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AM I EVIL

メタルが今来ているらしいということで。
少しその辺の話でも。
例えば5年前なら、メタル=ダサい音楽でした。
今もそういう認識持っている日本人は多いかも。
本当に、私も飲み屋の席で音楽の話をするのが
嫌なくらいでした。

少し説明入れつつ、自分の話でも。
私は昔はメタルばっかり聴いていました。
私の多感な時期、オアシスなどのいわゆるブリットポップ
のムーブメントがありまして、メタルは非常に低迷していました。
いわゆる、メタルが世界的に一番良かった時期というのが、
80年代で、ここ日本でもとても人気がありました。
例えば、メタルにカテゴライズされるバンドなら、
ガンズ・アンド・ローゼス、メタリカ、モトリー・クルー、
などが全盛であった時代です。
私はその時期をリアルタイムでは体験してはいません。
メタルがその後低迷した理由、それはブームの中、
質の低いものが沢山生まれ、ファンに飽きられたこと。
ニルヴァーナなどに代表される、グランジオルタナティブ
ムーブメントの台頭にあるとよく言われます。
メタルがリアルさを失い、求心力を失いつつあった市場に、
深刻さ、刹那さを持ったバンドが現れ、グランジという流れを
作り出していった。
これが90年代、メタルが一番低迷した時期です。
私がメタルを聴きはじめたのは、この頃でした。
初めてメタル専門誌BURRN!を買った時は、
アイアン・メイデンが表紙の号。
大御所と呼ばれるこのバンドも、この時期は低迷
していました。
この号の表紙には、メイデンの黒歴史とも言える
このバンドに相応しくなかった、ファンを一時失うきっかけ
となったシンガーの写真が載っています。
この時期は、多くのメタルバンドが迷走をしていました。
しかし、当時私はメタルに夢中だったので、それに気づきませんでした。
低迷していること、世間的にイケてない音楽になっていること、
それは知っていました。
恐らく、それが私なりの反抗の精神でもあったのかもしれません。
周りと同じものを好きになることが昔から嫌いでしたし、
人が知らないような物を好むことをよしとしていた部分が
あったと思います。
(今も少しそういう部分あるかも)
人が眉をひそめるような言動をすることに、わずかながらの
自己満足を得ていたのかもしれません。
それが、世間を狭めていることには気づかず、周りを、この
音楽のよさが分からず、軟弱な音楽を聴いていると鼻で笑っていた
部分があったかと思います。
実際は、私は田舎の冴えない学生に過ぎず、自分が信奉していた
メタルのこともさえ知らず、他に自分が今後好きになる音楽も
この時期はスルーして生きていたのでした。
本当にこの頃のことは思い出したくないことで一杯です。
特に自分の愚かさを思い出すと身もだえするほどです。
まるで、メタルの迷走が私の人生とシンクロしているようでした。
まあ、これは今考えるとですし、大げさかな。
そもそも、私が激しい音楽を聴くようになったのは、
これよりさかのぼって、X JAPANにハマったことから始まります。
そして、いわゆる洋楽の入り口は、QUEENですね。
この2つのバンドが未だに自分の中で特別なのは間違いないです。
田舎だったからか、このすごく有名なバンドでも、知名度は
いまいちでしたが…。
でも、そこがより自分を夢中にさせたのかな。
話が少し逸れましたね。
メタル聴きはじめた頃、バイト禁止の学校でしたし、親元離れて
暮らしていて、お金も無く、しかも田舎だったんで、買えるCDの
種類も限られていました。
お年玉で、ガンズやハロウィンのアルバムを買ったことを
よく覚えています。
そこまでメタルに思い入れあったものですから、オアシスやブラー
を聴いている友達に馬鹿にされるのは本当に嫌でしたし、
ブリットポップもグランジも大嫌いでした。
今は普通に聴けますけどね。

そうですね。
一回では語りきるのは少し無理なんで、
もう何回かこの話題でやってみます。
というわけで…次回に続く。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

そうですよね
“型にはまらない”っていうスタイルに拘りすぎて
結局“そういうスタイルの枠”にはまりこんでしまっているっていうのはよくある話ですしね

自分なりのスタイルっていうのがいいですよね

投稿: 遊・命 | 2006年7月20日 (木) 19時15分

>遊・命さん

メタルは、拘りという意味ではかなり特殊であると思うんだよ。
馬鹿やってるように見えて、本当は人より努力して、自分のスタイルを貫きたいっていう頑固さを持っている奴らではあると思う。
そこが、型にはまりすぎてるとか、彼らの音楽の極端さを嫌う人が多い原因ではあると思うけどね。
逆によくない点は、メタルってのはその頑固さもあって、ファンもミュージシャンもよそに目が行かなくなるってのはあるかもしれない。
ジャンルってのは、商業的に必要なものかもしれないけど、それで好きなものの幅狭めるのはもったいないとは思うよ。
むしろ、世間の決めたジャンルにとらわれず、自分なりのジャンルでいいじゃないかとも思う。

投稿: ぴよこ | 2006年7月18日 (火) 07時51分

こういうものも
やっぱりどこか“拘り”があるんでしょうねぇ

本当に“良い物”っていうのは
ジャンルとか流行とか関係ないと思っていますけど
良い意味で“拘り”ってあってほしいかもですね

こういうものは“拘り”の余り自らの枠を狭めてしまっては意味がないとも思いますけれど
「人が聴くから(するから)」
とかいうつまらない理由で流されるようにはなりたくないですよねぇ…

投稿: 遊・命 | 2006年7月16日 (日) 18時32分

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