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FOGGY DEW FROZEN BRASS

劇場版ポケモンポケモン「ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ」を観てきました。

パンフ


(注:ネタバレあり)
少し辛口になりますが、ご容赦ください。


今回のポケモン映画は正直、う〜ん…と言った感じでした。
映画として、見せ場もあり、それほど悪くもないとは思うんですよ。
あまり、詳細にここがどうとか書かないですけど、思ったことなんかを少し書いてみます。

まず、物語のまとまりが全くないです。
ギラティナとシェイミのエピソードを同じ映画で一緒に行う必然性があまり感じられず、散漫な印象を受けました。
ギラティナ、シェイミのエピソードに一応繋がりは作ってあるんですが、お互いが乖離しており、やっつけでその2つを無理やり繋げたように見えてしまいました。
また、設定上のスケールは大きいんですが、話がほぼ主要キャラ(と数匹のポケモン)だけで済んでしまって、物語としてのスケールは大きさが感じられませんでした。
その辺のバランスの悪さが気になりましたね。

今回、敵対者として登場するゼロですが、ギラティナをモチーフにした服装や戦闘機を使っていたりして、ギラティナの力にすごく執着があることはわかるんですよ。
それでいて、ギラティナの力を奪って殺害しようとしたり、マッドな天才という感じというキャラは出ていたと思います。
ただ、師匠のムゲンに簡単に計画を阻止されるツメの甘さがあったり、何より彼の動機がイマイチ見えてこないため、悪役としてあまり魅力的に思えないんですね。
反転世界が欲しいのか、反転世界を汚す現実世界を破壊したいのか、そのあたり物語の中では見えてきませんでした。
反転世界に並ならぬ執着があるってのは分かるんですが、それは何故?ってのが見えなかったんですよね。

あと、些細なことですが、巨大な氷河を押しとどめることで物語は一件落着といった感じなんですが、あれほど質量のあるものだと、仮に押しとどめたとしても、土砂や洪水で近辺に被害が出るんじゃないのかなと、観賞しながら思っていました。
この辺は、まあ気にしたら負けって部分なのかもですが。

レジギガスは、何のために出てきたの?って感じの扱いでしたね。
なんか帰っていく姿は哀愁がありました。
まあ、前売り特典とからめた出演といった感じでしょうか。
話題づくりという面では、今回の芸能人起用も微妙でしたねえ。
ほんの少しだけの登場のキャラにわざわざ芸能人使って話題づくりしなくてもいだろ、って思いました。(例えば南明奈さんとか)
でも、必然性の感じられない芸能人の声優起用っていうのは、ポケモンに限ったことじゃなく、今のアニメ映画全般に言える問題なのかな。
ダークライの石坂さんとかは良かったと思いますけどね。
インフィ役の中川翔子さんは比較的違和感はなかったですね。
何度か声優として出演経験ありますしね。
ただ、当初思ってたより、このキャラ活躍しなかったなあと思います。
台詞は結構あったんですけど、動きの無いプログラム的なキャラなんで、声にエフェクトかかっていたり、意識的に抑揚の無いしゃべり方で、事務的にしゃべるだけで感情出すシーンも無かったですからね。
映画の宣伝で、中川さんがインフィのコスプレで頑張っていたので、もう少し活躍するのかと勝手に思い込んでました。

ポケモンが沢山登場する場面とかは、毎回劇場版でありますけど、あれはいいですね。
予算のある劇場版だからできる事で、TVの方ではなかなか見れないですもんね。
大自然の中のポケモンの群れとか見ると、彼らの動物的側面を感じられてわくわくしてしまいます。

それとシェイミのキャラはかなりナイスでしたね。
ちょっと生意気な感じで舌足らずのランドフォルムが可愛いです。
初めは、人間と意志を通わせあうのがイメージを損ねないかなって思ったんですが、悪くなかったと思います。
以前のシリーズでも、ミュウツー、ジラーチ、ルカリオなどが人語を解していましたけど、人間らしさを持った存在として感情移入できたり、あくまで動物の延長というポケモンとの対比という意味では成功していると思います。
シェイミとの別れのシーン、のび太の恐竜をはじめ、定番のシーンなんですが、こういうのは何度見ても涙腺にきちゃいますね。
最後にサトシ達に感謝の言葉を告げるシェイミにツンデレっぽいものを感じてしまいました。
ただ、個人的にシェイミのスカイフォルムは生意気な面構えという印象が強く(PRIDEで初めて五味を見た時に近い印象)、最後それが沢山飛んでいくところにはなんか悲愴感があまり感じられませんでした。

EDの、サトシ、ヒカリ、タケシの家に、感謝の気持ちのグラシデアの花が届けられるシーンや、OPでダイパとルビサファの♂主人公が対戦しているシーンなどの小技は素直によかったですね。


色々厳しくなってしまいましたけど、メインの対象は子供でしょうから、シェイミの可愛さと、ギラティナのかっこよさ、サトシ達の冒険や友情が見られるという点では、楽しめるのかもしれませんね。
それは聞いてみないとわからないですけど。
ただ、今まで子供向けながらも、自分のような大人が観てもある程度観賞に堪えうる作品が多かったと思うので、少し残念な気がしたのでした。

でもまあ、シェイミの配信を受けとれただけでも、目的の半分を達成したので、そこでは満足です。

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ポケモン」カテゴリの記事

コメント

>unyokoさん

オフではありがとうございました。
そして、早速のご来訪ありがとうございます。
今回のレジギガスの扱いと、芸能人起用は微妙でしたね。
アッキーナさんは、本当にちょっとしか出てないですし。
ダークライは、ポケモン10周年作品にウルトラQのナレーションもやってた石坂さんが、ってのもあって個人的に最高の起用だったんですけどね。
浜ちゃんも台詞少ないながら、存在感あったと思います。
来年も伏線引きずってそうですが、期待したいですね。
伝説沢山出そうとして、散漫にならないといいなあ。
Wii番号ありがとうございます。
登録させていただきますね

投稿: ぴよこ | 2008年8月 1日 (金) 05時15分

はじめまして。
7月30日のオフ会でお会いしましたunyokoといいます。(「ジンギスカン」という曲で踊っていた者です)

映画の考察は興味深く読ませていただきました。
レジギガスの登場は何だかとってつけた感はありましたね。
後、アッキーナは「いつ出たの?」という感じでしたし、「あれしょこたんだったんだ!」と後で知ったりと、チョイ役の芸能人起用は私も微妙な印象でした。
前のダークライはかっこよくてよかったんですけどね。直接は見ていませんが浜ちゃんのヤドキングも似合っていたなぁ・・と。

色々制約があって大変なのでしょうけれども、次はもうすこしイイ感じの映画になればいいなと思いました。

後、名刺いただいたのでこちらもwii番号をお知らせします。
「1141 1817 8320 7930」です。

では〜♪

投稿: unyoko | 2008年7月30日 (水) 22時29分

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