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ヒラヒラヒラク秘密ノ扉

今回もマンガのお話です。

テーマは、
花と奥たん

『いい人』『最終兵器彼女』の高橋しん先生の新作です。

まず装丁がやたら可愛いですね。
読み始めはイメージどおりのほのぼのしたストーリーと思いきや、読み進めていくと…。




以下、ネタバレあり

この物語は新婚で夫のためにおいしいご飯を毎日作って待つ、奥たんとストーリーテラーであるミニウサギのPたんのお話です。
ほのぼのとした話と思いきや、しかし一概にそうともいえず。

このマンガのタイトルにある「花」というのが物語の重要なポイントで、巨大な花により覆い尽くされた首都圏がこの物語の舞台だということが徐々に分かってきます。
花の発生の理由、その下の状況は分かっておらず、奥たんは、生きているかどうかも分からない夫が花の下から帰ってくるのを待ち続けているのです。

ただ、暗い世界観に関わらず、奥たんが前向きなのが救いでもあり、そのギャップが逆にこの世界の奇妙さを際立たせることに成功しています。

奥たんの料理の描写などでカラーページが時折挿入されており、それがとても美味しそうで、そこも作品の特徴の一つですね。
土鍋で炊いたご飯や、モノクロページの梅干にのみ色がついているところなど、とても魅力的に感じられました。
料理、買い物のシーンや、取り残された世界という物語の質感は、『ヨコハマ買出し紀行』を思わせる部分もありますね。

単純な日々を描いているようで、少しずつ伏線がはられているようです。
謎はまだまだ多く、今後どんな展開になるのか気になる作品です。



ぴよこの本棚

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コメント

>mutuhaさん

こんばんはー。
この作品、結構話題なのか、書店で平積みのところをよく見ました。
装丁を見ると、ほのぼのした印象を受けますが、そうでもないのかもですね。
まだどう転ぶのか分からないので、見守ろうと思います。
高橋先生だと、いい人と最終兵器彼女を足したような作品かもしれませんね。
こう考えるのは自分だけかもですが、自分漂流教室とか、ウルトラQのバルンガとかに近い雰囲気があるかもです。


>BlogPetのミクラス

セブンに妄想されたのかい?

投稿: ぴよこ | 2009年5月17日 (日) 20時33分

きょうミクラスは、イメージされた。

投稿: BlogPetのミクラス | 2009年5月17日 (日) 17時07分

ぴよこさんこんにちは!
本屋でこの本を見かけました。
内容がまさかこういう話だったとは。。。
表紙が可愛らしいので、いい人みたいなお話かと。
どちらかと言うと最終兵器彼女に近いお話?

投稿: mutuha | 2009年5月17日 (日) 12時29分

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