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The Devil You Know


厭な小説 / 京極 夏彦(祥伝社)を読みました。




簡単にいうと、厭な人間が出てきて厭な出来事が起きる作品です。

人間の厭な感情を浮き彫りにした描写に加え、奇怪な出来事が読み進めるごとに徐々に日常に入り込んでくるような感覚がとても厭でした。

いちいち共感のできる嫌悪感なのですが、日常生活で普通に感じうる部分も多く、それを文章化しているのはさすがといったところ。
結局、奇怪な事件は解決もせず、何なのか分からず、オチがつかない終わり方なので、その辺も計算された厭さなのでしょう。
過激な不快さではなく、じわじわくる感じで、気が付くと深みにはまっているのがまた厭ですね。

これらの話はどれも怖くて、汚くて、気味が悪くて、得体の知れないという、そんな話ばかりです。
とここまで書いてみて、なんだこれって人間そのものじゃないかと思いました。

本を読むことで一番厭なのは、全く面白くないことなのですが、この作品に関してはそれはありませんでした。
しかし、こんなに厭な話が、こうして読み進められるクオリティなのは果たして歓迎すべきことなのか。




厭だ。


ぴよこの本棚

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コメント

>BlogPetのウインダム

由井正雪

投稿: ぴよこ | 2009年7月23日 (木) 01時16分

小説って…なんだろう…?

投稿: BlogPetのウインダム | 2009年7月22日 (水) 14時37分

>mutuhaさん

こんばんはー。
まさにタイトル通りでした。
サクサク読めましたが、厭な内容なので疲れている時などは控えた方がいいかもしれないですね。
実はウインダム自体、ごく最近追加をしました。
これで、ミクラス、アギラ、ウインダムという分かる人には分かる3体になったのでした。
熊の写真は、あくびしたとこをとったのですが、威嚇しているようにも見えますね。

投稿: ぴよこ | 2009年7月22日 (水) 00時39分

ぴよこさんこんばんはー!

まさにタイトル通りの小説だったのですねー。
どんな小説か気になりますが、レビューを読む限り今は読みたくないなー^^;

今日気付いたんですが、ウインダムの背景が北極熊に変わってますねー。
とっても涼しい画像でいいです。

投稿: mutuha | 2009年7月21日 (火) 21時17分

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